農業だけじゃない!!新しい自給自足の生活を考える




自給自足でまっさきに思い付くのは農業

食料自給率という言葉がとてもメジャーなので、自給自足といえば農業というのが真っ先に思い付くかもしれません。自然ともっと寄り添って暮らしたい、という考えの人は増えているので、農業支援を強化したり、移住支援を行ったりと、各地域で様々な取り組みが行われています。

都心では、趣味で農業がしたいという人向けに市民農園サービスがありますが、とても人気で空きは殆どないようです。

また、自分の体になる食べるものに大して敏感な人も増えてきており、安心したものを食べたいという思いから、自分で食べるものは少しでも自分で作った安全なものをという人も多くなってきているようです。

漁業や畜産に比べれば取り組みやすいので、農業をされる人は増えているようです。


そもそも自給自足とは

自給自足という言葉の意味を正しく理解してみたいと思います。

自分や自国に必要な物資をみずからの生産だけでまかなうこと。Googleで検索するとこう出てきます。

つまりここには農業や漁業と限定はしていません。生活に必要な全般を指しています。
それは、食べ物、住むところ、着る物、デジタル機器、おもちゃ、電気など様々なことを意味します。
これらすべてを自分の力で賄うとなると、現代的な生活から一線を退かなければならないでしょう。


あれもこれも自分に必要なものを自分で用意するのは無理でしょうが、考え方を広げてみるとおもしろい気付きがあります。





新しい自給自足の形

自給自足とは自分が必要になったときに必要なものを自分で作り出すということです。
「必要なもの」をすべて自分で作り出すのは難しい、ということは前述のとおりです。

「必要になったとき」という部分はいかがでしょうか。この必要になる機会を減らすということが、自給自足に貢献するのではないかということです。

そもそも現代は大概のものを購入することができますし、手頃な値段で買える商品も多いです。
そのため、本当に必要でないときなのかもしれないのに、安いから、せっかく店にきたから、という理由で購入していくことがあります。そしてその多くのモノが大切にされずに捨てられることになるかもしれません。



必要なものを自分の手で作りだす、ということで農業が脚光を浴びています。しかし、必要な物が「必要になるとき」があまりにも多いのが今の生活でしょう。
私は、この必要になるときが厳選されている生活こそがシンプルライフだと思っています。


生産する「もの」だけでなく「機会」に着目すると、自給自足のあり方にも幅がでてくるのではないでしょうか。


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