引越しする前、マンションを内覧したとき、あれだけ広く感じていた家が、引っ越したとたんに狭く感じてしまいます。あー、広い部屋に住みたいと思っていても、田舎でもない限り8LDKの家はなかなか買えませんし、今の家を物理的に大きくすることもできません。そんなときは部屋を広くみせればよいのです。私の経験を中心に、部屋を広くみせるコツをご紹介いたします。
お金をかけずにリッチな部屋を
生活に少しの工夫をすることで、今までの自分の家がとてもリッチな贅沢な部屋に生まれ変わります。
モノが減れば確かに広く感じる
これは単純な話ですが、物が減れば部屋が広く感じます。それは家具や調度品のように大きなもののことを言っているのではありません。もちろん大きなものがなくなればその分大きく感じるでしょうが、なかなかすぐに捨てたり、新しいものにかえたりすることはできません。
細々したものが減るだけで、散らかっていた部屋がすっきりと整頓されます。そのことで何がおきているかというと、平面が増えているのです。
平面が増えることで、部屋が広く感じます。
平面はさまざまな所にあります。床、机、いす、ソファー、エアコン、棚等々です。
モノが減ることで私が最初に感じたことは、この平面が増えることの効果でした。
家具の高さは低くする
同じ家具を買うにも、高い家具と低い家具を買うとではその印象が異なります。低い家具を買ったほうが、天井までの高さがでますので、部屋が広く感じます。
そんなこと急に言われても、家具を総とっかえなんてすることは現実的ではありませんね。
そこで私がまず取り組んだのは、横に使える家具は横で使ってみたことです。
収納用にカラーボックスがあるのですが、通常立てて使うのでしょうが、それを横にして使ってみました。するとぽっかり穴があいたかのようなスッキリ感がでます。2つ目のカラーボックスもすぐに横にして使い始めました。
家具を新しく買う時は、なるべく低いモノにすることを要件の一つにしましょう。
また、何かスペースがあれば、何かを飾っておきたい癖があるのですが、そうするとさらに天井との距離が近くなってしまいますので、インテリアは本当に気に入ったものに絞り込みます。
部屋の色のトーンを乱さない
家を南国の鳥のようにカラフルにしないことを心掛けましょう。色の効果ということになりますが、同じような色でそろっていると、圧迫感がなくなります。
単調感に嫌気がさし、アクセントのある色が欲しくなることもあります。
私の場合、クッションのカバーを派手なものに変えたことがありますが、部屋の広さという観点で違和感を覚え始めましたので、すぐに部屋と同系色のモノに戻した経験があります。
特にカーテンは印象を大きく決めてしまいます。
部屋全体が白色なのにカーテンが原色系のピンクや緑だと、圧迫感を感じてしまいます。
しっかり動線をつくる
動線とは、毎日生活している中で、人が良く通る所のことです。例えば玄関からリビング。リビングからキッチンなど、色々あると思います。
その動線上にモノを置かないことは大切です。ここにモノがないと、普段よくとおるからモノがなくて歩きやすいという効果に加えて、視線をさえぎるものが減るので、広く感じることができます。
もし動線上に家具などがあれば、模様替えしてみてはいかがでしょうか。
生活の利便性を考えて家具や道具などの配置をされているかとは思います。
モデルルームや何もない部屋が広く感じるのは、視線をさえぎるもの少ないから、ということもあります。一工夫してみましょう。
フォーカルポイントを作る
フォーカルポイントとは聞きなれない言葉だと思います。
視界の中心になる部分で,視線がもっとも集まる見せ場のことを指す、という意味です。
つまり扉をあけたときに視線がひきつけられる場所のことを言います。
玄関をあけると飾ってある絵画が目に飛び込んでくるというのは、まさにフォーカルポイントを利用しています。
フォーカルポインを利用することで部屋を広く見せることができます。
私の家には5畳弱の部屋がありますが、ドアをあけてすぐ目に入るようにインテリアを飾っています。
小さな部屋を少しでも広く感じさせる方法です。
まとめ
お金をかけずに、リッチな部屋を楽しむために5つのポイントを紹介いたしました。
- 物を減らして平面を作る
- 家具の高さを低くする
- 部屋のトーンを乱さない
- しっかり動線を意識する
- フォーカルポイントを作る
高級な家具や豪邸がなくても、日ごろのちょっとした工夫で、リッチな部屋を楽しむことができます。是非参考にして下さい。
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