炭の効果は高いけど、正しく使わないと大変なことに




炭といえば昔は燃料というイメージでしたが、炭の効果が最近あらためて注目されはじめたことで、洗顔や消臭剤などにとりいれられています。ごはんを炊くときに炭をいれると美味しくたける、という話は有名です。しかしながら炭も魔法の材料ではありませんから、正しく使わないと逆効果になりかねません。


炭のいったい何がそんなに凄いのか

炭の中には小さい穴が無数にあいています。パッと見ただけではよく分かりませんが、もともと木だったものが、手に持つとこんなに軽くなるのか、というくらい軽くなっていることから、中がスカスカになっている、ことを感じることができます。

この小さな穴が無数にあることで、様々な効果があります。少しご紹介いたします。

  • 洗顔のときに落ちにくい皮脂のよごれを落としてくれる
  • お風呂にいれて沸かすと、水が柔らかくなる
  • お米にいれて一緒に炊くと、お米がふっくらする
  • 家においておくと、湿気をすってくれる
  • 家においておくと、空気の汚れを吸着してくれる
  • 塗装剤に使い壁に吹き付けると家の空気の汚れを吸着してくれる
  • 等々

炭をうまく生活に取り込むことで、今までより快適な生活が送れるようになるかもしれません。

ただ、ずっと使い続ける場合、その効果は限定的になってきます。





炭のメンテナンス

お風呂のお湯を柔らかくするために、炭をいれてお風呂を沸かすとします。お風呂のお湯は炭を通り抜けることで泡が小さくなりますので、その分お湯が柔らかくなったと感じることができます。ただ、お湯は雑菌や汚れが含まれているのが普通ですので、炭の吸着効果でその汚れが小さな穴に付着します。ということはお風呂のお湯がキレイになるということですね。


当然、炭の中の小さい穴には数に限りがありますから、いずれ吸着できなくなります。そうすると炭の特性上汚れを放出することがあります。これは大変です。


家のインテリアなどに炭を置いている場合もそうです。家の空気をキレイにするために置いたはずの炭から汚れが放出されかねません。

そのため、使い捨てでないのであれば、定期的に、約2か月に1回程度は、煮沸処理をする必要があります。


そう考えていくと、壁などに吹き付けると最初のうちはよいですが、いずれ壁から汚れが放出される可能性があることを考えると私はお勧めていたしません。


煮沸処理とは

読んで字のごとくになります。鍋に水をいれて沸騰させそこに炭をいれて、だいたい15分ほどぐつぐつさせれば完了です。


どんな炭でも効果が高いのか?

炭はバーベキュウ用の炭など安い隅から備長炭などの高い炭までいろいろな炭があります。
上のほうで例をあげた効果を得るには、備長炭や竹炭がお勧めです。

逆に言えば、バーベキュー用の安い炭の利用は避けたほうがよいです。
燃焼が不十分ですので、水分を含み、炭の肝である小さな穴が豊富にありません。


生活を快適にするために炭の導入を検討しているのであれば、少し高い炭を買われるのがよいでしょう。ただし、使い続けるのであればメンテナンスはお忘れなく。






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