​ ミニマリストになるために行動経済学を活用してみよう



世の中には色々学問があります。それは普通にはなかなか理解できない奥の深さがあるのでしょうが、普段の生活にいかせるものがあれば、いかしていきたいものです。そこで今回は行動経済学から、部屋を片付けシンプルライフを送るために参考になる知恵を拝借してみたいと思います。


人がもつバイアス

人は様々なバイアスをもっていることが、分かっています。そのうちの1つが「損は先延ばし・得は今すぐ」バイアスというものがあります。

これは、損が確定することはなるべく先延ばしにする一方、得することは今すぐしてしまう傾向があるというものです。思い当たる節がある、という方は多いのではないでしょうか。

投資をされている方は、価値が原価割れして目減りしていってもなかなか損切りできず塩漬けにしてしまっているのは、損を先延ばしするよい例です。

また、どうしても欲しいわけではないが、タイムセールやバーゲンに代表される期間限定の割引やここでしか買えないなどの謳い文句があると、ついつい手を伸ばしてしまうのは、得を今すぐ手にいれたいよい例です。

こういったことは人間の性ですので、そういうものだとしっかり理解した上で、片付けに応用してみませんか。


片付けは得じゃなくて損になっている

例えば子供が寝たので、一日の終わりにおいしいおつまみで軽い晩酌をしながら録画しているテレビを見る、ことはお酒が飲めるなら最高に気持ちいい瞬間ですよね。

晩酌だけではなく、遊ぶこともそうですね。できればずっと遊んでいたいと思う時もたまにはあるでしょう。

これらは実際に、お金が手に入るとか、すぐに確実に体重が落ちるという数字を通して目に見える効果はありませんが、得である、と分かっていますので、可能であれば優先的に行っていきたい事でしょう。

要は経験的に分かっているのです。


一方で片付けはどうでしょうか。
苦手な人にとっては損になっていますので、なるべく先延ばそうとします。
片付けはボタンを押せばあとは自動的に行われませんし、なんなら大変です。その大変なことをしてもあまり効果を感じることがない、と経験的に感じている以上、疲れ損になります。


つまり、片付けによる効果を得と感じないとなかなか片付けようとはしないのでしょう。
どうすれば得と感じるのでしょうか。


片付いた部屋を体験する

雑誌やアプリやウェブには素敵な部屋がいっぱい公開されていますが、そういったものをただ見るだけでは、遠いところにある憧れのままになってしまいます。


実際に自分の体で体験することこそが大切です。旅館やモデルハウスなど体験できる所は身近に色々あります。知り合いにミニマリストやシンプルライフを送っている方がいたら、ぜひとも家にお邪魔させてもらいましょう。


片付けた先はこんな素敵な部屋になるのか、とひしひしと感じるのです。


そうはいってもいきなり片付けと遊びが同じくらい得なことと感じるのは、難しいと思います。
家全体から片付けを始めるのではなく、少しづつでもよいから始めていきましょう。その時は自分が体験した、あの素敵な部屋を頭にしっかりとイメージしておくのがポイントです。



まとめ

人は損しそうなことは先延ばしする癖があります。なかなか片付けができないのは、片付けは損なことと思っているからかもしれません。キレイに片付けられた部屋を体験することで、片付けは得なものと思えることでしょう。そうすると少しずつ片付けにさく時間が増えていくことでしょう。







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