なんとなく換気をしたほうがいいとは分かっていても、窓をただ開けているだけでは、それは不十分だとなんとなく感じている方に朗報です。もちろん大型の設備を導入することなく、換気の効率を上げることができますので、その方法をお伝えいたします。さらに、換気にはいろいろと注意点がありますので、そちらもあわせてご紹介いたします。
換気の重要性
11月9日は、「いいくうき」ということで、換気の日のようです。
そんな話はさておき、最近の家はより快適に生活するために、高気密化が進みました。そのことで特に冬場は生活がしやすくなっていますが、その反面、空気がこもりだすようになりました。そのことで家の空気が汚染され始めました。
少し前はシックハウス症候群が社会的に問題になりましたが、家の空気が汚れていると、その空気を吸い続けなければならず、健康に影響を及ぼす可能性が高まっているです。
部屋によっては、外よりも空気が汚れている、そんな部屋すらあると聞きます。
空気をよごさないように生活するのが一番良いのですが、汚れてしまった空気をキレイにするには、外の空気にいれかえる、『換気』がもっとも手っ取り早いでしょう。
換気を行うときの注意点
換気は外の空気を取り込みます。そのため、外の汚れた空気が家に入ることを嫌うかもしれませんが、極度の花粉症などでなければ、それほど敏感になる必要はないでしょう。
外の空気で気にするべきポイントは3つあります
あまり湿度が高い際に換気をすると、家のなかの湿度があがり、カビやダニを喜ばしますので、なるべく雨の後は換気を避けましょう。
PM2.5については、環境省が提供している「そらまめ君」で詳しい大気の状態を知れますが、それほど敏感になる必要はありません。
花粉についても同じです。症状はひどい場合を除き、それほど気にする必要はありません。
効率的な換気の方法
換気はただ窓をあければよいというものではありません。以下に5つのポイントを紹介いたしますので、一つ一つ見ていきましょう。
なお、換気の時間ですが、10分は行いましょう。
一日に数回行いたいところですが、難しければ朝晩の2回は行いましょう。
空気の通り道を作る
換気を行う際は、空気が流れることに気をつけます。つまり、外の空気を取り込んで外に抜けるようにするのです。換気設備として第一種換気、第三種換気などが家に備わっているとしても、意識的に換気を心掛けたほうがよいでしょう。
空気が流れることで、家のなかの空気が外の空気と入れ替わります。
空気が流れるようにするには、対角線上のそれぞれ窓をあけるとよいでしょう。
難しければ、窓をあけたら、ドアをあける。あるいは窓をあけて換気扇を同時に回しましょう。
水回りの換気
特にお風呂などの水回りは、24時間換気しておいてよいでしょう。換気設備がついていると思いますので、電気代がもったいないとは思わず、常時稼働しておきましょう。
締め切っている所もしっかり換気
クローゼットや押入れ、棚、下駄箱、シンクの下など基本的に締め切っている所は湿度が高くなります。そのため、これらの部分もしっかりと換気しておく必要があります。
難しいことはありません。家を換気しているときに、しめている扉をあければよいのです。
換気が終われば、元通り閉めましょう。
換気の頻度
1回の換気には30分くらいの時間が欲しいですが、難しければ10分は最低行ってください。
また、できれば1日数回、料理の後やお風呂の後などには行って頂きたいですが、難しければ、朝起きたときと、夜に1度、合計2回は行うようにしてください。
空気清浄機を上手に活用
掃除機では空気中のごみ掃除は難しいので、空気清浄機が活躍します。
空気清浄機はあくまで、換気を補完するものという位置づけで使用しましょう。
なお、メーカにもよるでしょうが、フィルターの掃除は必ず行います。1月に1回程度でしょうか。
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