
私は、四季を楽しむために季節の行事を大切にしています。伝統行事は昔の所作を守ることは、必ずしも現代にあわなくなってきています。そこで、2月にある節分の伝統的ではない、今風の楽しみ方をご紹介いたします。子供のため、家族のために節分をしたいけど、いまいち気乗りしない、という方は今回紹介する方法を参考にしてみて下さい。
【本記事の概要:イラスト】
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楽しい節分があります |
そもそも節分とは
日本には四季があり、立春、立夏、立秋、立冬があり、それぞれの前の日を節分とよびますが、特に立春の前の日の節分を祝う風習が残りました。だいたい2月3日が節分です。
2,3で覚えやすいですね。
旧暦の1月が立春の前後なので、2月の節分を祝う風習が残ったのかもしれません。
ということは、豆まきをする節分は、二回目のお正月みたいですね。
伝統的な節分の作法
節分といえばなんでしょうか?鬼のお面をつけたお父さんに豆を投げる、なんて風景が思い浮かびます。節分の目的は、「健やかな一年を過ごすために、厄を払い、福を招きいれる」ことです。
そこで、所作は地方によって異なりますが、主に3つのことをします。
豆まき
厄の象徴である鬼が嫌う豆を家の外と家の中にまいて厄払いします。鬼は外、福は内で有名ですね。
年の数だけ豆をまいて、まいた豆を食べるとよいそうです。
ヒイラギとイワシ
葉っぱがトゲトゲしたヒイラギの先にイワシの頭をさして軒先に置きます。トゲトゲが厄を払い、イワシの匂いが鬼を寄せ付けない、のです。
恵方巻
福と徳の神様がいる方向を恵方といいます。毎年毎年、福徳の方角は異なりますが、その方向をむいて、一言も喋らず頭に願い事をしながら恵方巻を食べるものです。福を呼び寄せようというものです。恵方の方角をご紹介します。2017年は北北西、2018年は南南東、2019年は東北東、東京オリンピック開催年の2020年は西南西です。
節分を現代的にアレンジ
落語や歌舞伎などの伝統芸能や伝統工芸品は、格式を守りながら、時代の要素を取り入れて、現代に合わせた形に変化していってる側面があります。これは節分の楽しみ方にも当てはまると、私は思います。
節分の目的をブラさなければ、楽しむスタイルを現代風にアレンジしていっても全く問題ないと思っていますし、私は実際そうしています。
ではどんなアレンジがあるのか、ご紹介いたします。中には私も行っているものもあります。
きっと子供も喜んでくれるものもあるでしょう。
豆まき
投げた豆を拾って食べるのに抵抗があるなら、ピーナッツを使いましょう。これなら床に落ちても食べる所は汚れません。あるいは、包装されているお菓子でもよいでしょう。私はチョコがお気に入りです。
大切なのは、厄を追い出し福を呼び込んでいるためにやっているんだとしっかり意識することでしょう。
年の数というのも気にしなくてもよいでしょう。
ヒイラギとイワシ
さすがにイワシを軒先に置くわけにはいかないので、葉っぱがトゲトゲの植物を置いておくだけで十分でしょう。節分のため、でなく節分後も観葉植物として使えるものを買うのがよいでしょう。ヒイラギでなくても自分が気に入った植物でよいと思います。
おしゃれでかわいいサボテンでもいいかもしれませんね。おもちゃでもいいですね。
大切なのは、厄を家に入れないためだとしっかり意識することでしょう。
恵方巻
私はお寿司が好きなので、恵方寿司を食べますが、最近は恵方巻ロールという、ケーキをよく目にするようになっています。そもそもお寿司である理由は、福を巻き込む、という所からきていますので、ロールケーキというのも理にかなっています。
包みこんでいれば、パイやオムレツなどでもいいでしょう。
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